大阪府出身。幼少の頃から音楽の英才教育などまったく受けておらず、海外放送を聴いていてロックミュージックに目覚め、16歳からギターを独習で始めたという後発型の典型。その後、ジャンル問わず音楽を聴き漁り、がむしゃらな練習の日々を経て、20代前半でスタジオワークの道へ入る。しかし体調を崩し泣く泣く断念。

その後、とあるキッカケから放浪の旅に出る。各地での強烈な体験、出会った人達との交流が、音楽魂に再び火をつける。長い休養を経て、1998年に音楽活動を再開。ロッキンロールバンド「WOEP（おえっぷ）」を結成し、「男前音楽」の名の下、精力的に活動を展開していく。

2007年にWOEPのボーカルとなり、翌年には初のアコースティックソロアルバム『HOME』をリリース。弾き語りスタイルも展開するようになる。

anbaの歌には、つい一緒に口ずさみたくなってしまう、不思議な魅力がある。「音楽が好きでたまらない！」という顔で演奏する姿は、ライブハウスのみならず、居酒屋やバーといった喧噪の中でも反響を呼び、その歌で音楽の楽しさをあらためて実感する人も多い。

anbaの歌は「生きる力」だ。